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2.断熱リノベーション

断熱リノベーション

断熱性能を上げるポイントは、なんだと思いますか?
答えは地道ですが、その家の寒さのたまり場をみつけ、寒さの原因をひとつひとつ取り除いていくことです。
その建物の寒さの原因はさまざまなことが重なって発生しています。これまでどこに結露があったか、断熱材はどう入れられているか、暖房設備は何を使われているか、窓の配置はどうなっているか、また床下・屋根裏を調査してその家の寒さの正体を探っていきます。古い建物、建売住宅、鉄骨構造の住宅などは特に寒暖に弱い建物と言えます。特に重要なのは『寒い部屋から来る冷気をどう防ぐか?』だと思います。よく廊下・玄関・北側の部屋・使ってない部屋などから自分たちがいるリビングのドアの下からすーっと冷たい風が入ってきませんか?

寒さだまりの家の間取り

真冬にこたつから出られない、トイレに行くのがおっくう、お風呂に入る前の洗面脱衣室が寒すぎるなどなど・・これらはすべてヒートショックの原因として血管に負担を与え、心臓・脳にストレスとなり、思わぬ自宅での脳梗塞・脳出血・心疾患などを引き起こしかねません。とても恐い話ですね。
そこで当社では新しいシステムを開発いたしました。それは先ほどの自宅1階の寒だまり空間をまんべんなく暖めてしまう暖房システムです。エアコン1台で従来暖房しなかった空間を全体で暖めていきます。
これにより玄関から入った瞬間からエアーカーテンのように暖かく、廊下も洗面脱衣室もリビングと同じぐらいの温度バリアフリー状態になります。
断熱性アップによってさまざまな補助助成金と減税が受けられます。当社では国、県、市それぞれから毎年出される断熱と耐震リフォームの補助制度の申請のお手伝いをさせていただいております。上手に制度を利用しながら、快適空間をご提案いたします。

断熱や温度バリアフリーはヒートショック現象対策として、国が推奨しているものです。
断熱や温度バリアフリーが重要な理由はこちらをご覧ください。

→ 国土交通省、スマートウェルネス住宅事業
→ 一般社団法人 健康・省エネ住宅を推進する国民会議

断熱リフォーム <冬寒い家>編

暖房をしてもなかなか部屋があたたまらない

暖房をしてもなかなか部屋のイメージ

暖房で暖めた空気は、外へと逃げていきます。
暖かい空気が逃げた分、冷たい外気が、床と壁との隙間などから入ってきます。そのため、断熱性能が低い家では、暖房をすればするほど、室内の上下温度差が大きくなります。

こうやってリフォームします

リフォームのイメージ図

隙間をおさえる 家を断熱材でくるんでも、 隙間風があっては、室温が下がってしまいます。暖房すればするほど、天井面や近くの隙間から暖か い空気は逃げ、床面からつめたい空気がはいって きます。

家全体を断熱材でくるむ 住まいを寒さから守るのが断熱材です。

 

家を断熱 材ですっぽりくるめば、暖房した熱は逃げにくく、暖 かくなります。 その際、窓ガラスも2枚にするなど、断熱化をします。 上図のように、壁内への気流によっても壁が冷や されてしまいます。またこの気流は、壁の中に結露を 引き起こす原因にもなります。 断熱材の効果をだすためにはこのような気流をとめること大切です。

断熱リフォーム <夏暑い家>編

夏、クーラーが効かない

リノベーションイメージ図

天井面が暑くなっていると、室内の空気を冷やしても、その輻射熱で体は涼しさを感じにくくなります
熱気がこもった部屋では、室内の床面や家具まであたためられてしまっています。

こうやってリフォームします

リノベーションイメージ図

外の暑さを室内に入れない
【天井の断熱強化】
真夏の小屋裏の温度は、50℃を越す高温になります。
天井面の断熱を強化して、小屋裏からの熱の伝わりを和らげます。

 

【窓の日射対策】
遮熱タイプの硝子に変更、窓の外に簾等の日よけをつける等の対策があります。


【熱は屋外へ逃がす】
室内で発生した熱、侵入した熱を排出する通風計画も効果的です。

リフォーム各種

断熱リフォーム工事例(天井)

断熱リフォーム工事例(天井)

小屋裏に進入できれば断熱可能(内装下地材の撤去不要)。室内で発生した熱、侵入した熱を排出する通風計画も効果的です。

断熱リフォーム工事例(気流止め)

断熱リフォーム工事例(気流止め)

壁の下部上部を開けて、気流止め用断熱材を施工します。
壁の中を気流が流れるのを抑えることにより、
・壁内に気流が流れ壁を冷やすことを防ぐ
・壁内に湿気が入ることを防ぐ
という効果があります。

断熱リフォーム工事例(床)

断熱リフォーム工事例(床)

専用圧縮グラスウールを使用します。所定の袋にグラスウールを入れ、掃除機で吸い込んで圧縮します。

断熱リフォーム工事例(床)

 

断熱リフォーム事例(窓)

断熱リフォーム事例(窓)

室内側に樹脂製内窓を設置、断熱性気密性ともに向上。

サッシはそのままに硝子だけ複層ガラスへ交換、気密性能向上は期待できない。

施工後の効果

施工後の効果

2F南側に同サイズの窓のある6畳間があり、片側に断熱施工して温度を比較した。(押し入れを挟んで東西に並んだ部屋)
・どちらの部屋も同じ真壁和室で、天井はデザインは違うが同じ目透かし天井。
・室内はどちらもエアコン使用し、27℃に設定した。

施工後の効果

冬の床

室内は石油ファンヒーターで暖房
・同じ室温にしたときの床表面温度を比較すると断熱なしで6 .8 ℃ に対し、断熱施工後は1 3 .1 ℃ まで上昇。

冬の床